なぜ人はイライラしてしまうのか
こんにちわ。
今回は、「なぜ人はイライラしてしまうのか?」
ということにフォーカスをあててお送りしていきます。
なぜ人はイライラするのか?
誰にでもありますよねそうゆう場面。
夫婦間のイライラ・・・「なんで!そうなの!」
親子間のイライラ・・・「なんでこの子は言うことを聞けないの!」
家族間のイライラ・・・「そんなこと言われなくてもわかってる!」
会社でのイライラ・・・「(後輩に任せた仕事で)どうしてこんなこともできないんだ!」
などなど・・・
みなさんそれぞれ抱えておられるモノが違いますが、
つい、イライラしていませんか?
なぜ、「イライラ」するか考えられたことありますか?
人間というのは、欲求を持っています。
◯◯したい。◯◯してほしい。など、自分では知らず知らずの無意識のうちに「欲求」が支配しているのです。
そして、欲求を持っているのは自分だけではなく、
相手もそう。ひとりひとりみんなそれぞれの欲求を持っています。
先日、たまたま遭遇した出来事なのですが・・・
ある家族でショッピングモールに買い物に来ていました。
お母さんが気付いた時には我が子がいない。
なんて場面がよくあるかと思います。
「あれ?あの子どこいったの?」
「なんでついてきてないの?」
周りを見渡しても我が子は見当たりません。
名前を読んでも、買い物客も多いし、お母さんの声はおそらく届いておらず子供からの返事もありません。
時間が経つにつれ、お母さんは明らかにイライラしてきました。
そして、そんな中お父さんが我が子を見つけお母さんの元へ帰ってきました。
あ〜良かった見つかったんやなと思っていたら、
「パチンっ!!」
「あんたどこいってたの!」
「あれだけ迷子になるから離れたらあかんて言うてたでしょっ!」
「なんでちゃんとついてこられへんの!」
え・・・
言葉を失いました。
会って早々子供を叩き、人前で容赦なく子供を怒鳴って怒る。
おそらく、人前でここまで出来るのは、このお母さんは叩くことや怒ることが癖になっている。
何か子供がしてはいけないことをしたら、叩いて分からせる。怒鳴って分からせる。
普段からこうゆう風に子供に接しているのだろうなと感じました。
そして、こうやってショッピングモールだけではなく様々な場所でお母さんが子供さんを叩いている風景に出くわすことが多いのも事実。
ここで、
お母さんはなぜ我が子に対してこのような接し方になるのでしょうか?
冒頭にもお伝えしましたが、
人間は「欲求」というものを持っています。
それはお母さんも持っているし、子供さんも持っています。
そしてこの「欲求」がお母さんをイライラさせたのです。
ここでのお母さんの欲求は、「離れずについてきてほしかった。」
そして、イライラした理由は、
「自分が期待する欲求通りにならなかったから。」
この気持ちがお母さんのイライラに繋がったのです。
そして、叩いたり怒ったりして相手を責めてしまう。
しかし、このお母さんの欲求の根底にはもう一つの感情があるのです。
お母さんがお子さんに手をあげ、怒鳴った理由。
それは、「子供のことが心配だったから。」
実はこれがお母さんの本心と言えます。
ですので、自分の本心をそのままお子さんに出してほしいのです。
叩いたり、怒鳴ったりするのではなく、お母さんの心の気持ちを何も変換せずにそのままお子さんにぶつけてほしいのです。
「よかったー!無事にいてくれて。」
これでいいんです。
相手を責めるのではなく、自分の素直な気持ちを相手に伝える。
お子さんが言うことを聞かないと、相手(子供)のせいにしていますがそれは違います。
自分(お母さん)の問題です。
(ちなみに叩いて、怒鳴って育てたその子は、将来自分の子に手をあげる確率がものすごく高くなります。)
自分が子供に対して、親として完璧でないといけないと思い込まない方が良いです。
自分の弱い部分も見せることで、子供にやさしさという心が育ちます。
そうやって親の様々な表情や気持ちの変化を見ることで、子供は人の気持ちや喜怒哀楽を、体で感じて成長していきます。
大切な人間関係で、且つ身近な存在であればあるほど、
自分の素直な気持ちをそのまま正直に伝えることが重要です。
◯◯してくれないということにフォーカスして相手を責めるのではなく、
まずは自分の欲求だけで感情的になっていないか、
自分の本心に聞いてみるといいかもしれませんね。
ほんの少しの気持ちの持ちようで、
驚くほどイライラが減りますよこれ本当に。