自己否定
こんにちわ。だいぶお久しぶりの投稿となってしまいました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
この一年は、本当に自分の状況だったり、周りの環境だったりがとても変化した一年となりました。
皆様も様々な変化のあった一年だったかと思います。
さて、今回の記事は、何をお伝えしようかなと色々と考えていたのですが、
タイトルにもある通り、「自己否定」。こちらについてお伝えしていきます。
自分の現実を作っているのは、あくまでも自分であり、そんな自分を良い状態に保つために大切なことなのでシェアしたいと思います。
自己否定。この言葉は皆さんお聞きになられたことはあるかと思います。
言葉の通り、「自分を否定する」ということですね。
自分が自分のことをどう思っているのかというのは、とても大切で、それによって見える視野も、自分の可能性も狭めていることにつながるのです。
私にもそんな時期がありました。当時のお話を簡単にさせてください。
実は、私自身、16歳の時に1年間の引きこもりを経験しております。
高校一年生の時です。
中学校を卒業して、高校に進学したのですが、同時期に実家が引っ越しをすることになりまして、
学区が違う高校へ行くことになったのです。
ということは、友達が一人もいない。知ってる人が一人もいない状態になったということなんです。
当時の私は、それまで引っ越しの経験もなく、転校の経験もなく、周りには友人や知人がずっといる状態だったんですよね。
初めての、いわば初めてのアウェイの環境。何をどうして良いのかわからず、誰にどう話しかければ良いのかわからず、周りは楽しそうに話したり、笑っている中、”ポツン”と孤独感を感じたのはこの時が初めてでした。
周りの環境でまさか自分がこんなに無口で、人に話しかけるのが怖いと思うなんて、もちろん想像しておりませんでしたが。。。
今思えば、
「はじめまして!よろしく!」
「家近く?俺は〇〇に住んでて自転車で20分ぐらいなんだ。」
「引っ越してきたばっかりでこの辺のこと何も知らないから、よかったら教えてよ!」
こうやって自分から声かけたら良いじゃないか!と当時の自分に言ってあげたくなります。
それまでは人に遠慮せず簡単に言えていたことも、アウェイの中に飛び込んだ当時の私は、なぜか殻に閉じこもってしまっていました。
そして、自分を否定し始めます。
「なんで話しかけられないんだ。自分は弱い人間だ。」
「俺はひとりぼっちだ。ダメなやつだ。」
「なんでこんな思いをしなきゃいけないんだ。」
完全に、”自己否定モード”。
そんな中、お昼ご飯の時間になり、みんな家から持ってきたお弁当をひろげ食べ始めます。
みんなワイワイ楽しそうに会話しながらのランチタイム。
さて食べるかと思い、自分の弁当を袋から出した時、気づきました。”お箸が入っていない・・・”
担任の先生はおそらく職員室で食べていたのだろう、教室には生徒しかいない。
どうしよう、お箸がない、弁当が食べれない。もちろん割り箸なんてもってきてない。カバンにも入っていない。
その場に先生がいれば、お箸がないことを伝えると、どこかからお箸を持ってきてくれたのかもわからない。
しかし、生徒ばかりの教室で、「お箸が忘れた」といっても誰も予備のお箸なんて持ってないだろう。
『しょうがない、職員室にいって聞いてみるか。』となれば話は簡単解決していたのかもしれません。
しかし、当時の自己否定モードの私は、職員室に行くという選択肢は思い浮かばず、手で食べる勇気もなく、誰に話しかけることもなく、どうしたら良いのかもわからず、教室を出ました。
そのまま、お昼の休憩時間を人気のない校内で過ごし、午後からの授業に出た記憶があります。
その次の日から、なぜか学校にいけなくなり、そのまま登校拒否。一年間引きこもり状態となるのです。
この引きこもりの一年間は、正直、あまり記憶がありません。
ただ、自己否定をし続けていたと思います。
「なにやってんだ俺は。」
「本当にダメな人間だな俺は。」
「こんな自分で親に申し訳ない」
この時期は、父親と顔を合わすのを避けていました。会わせる顔がないというのはこのことです。
罪悪感しかなかったと思います。
このように”自分否定モード”に入っていると、
『何もしたくない』
『誰とも会いたくない』
『なにをすれば良いのかわからない』
『何をしたいのかどうかもわからない』
しまいには、
『全世界に大災害が起きて、地球が滅亡しちゃえばいいのに』とまで思っていました。。。(笑)
こうなっている時って、本当に何も見えてないし、何の感情もありません。
楽しいとか、嬉しいとか、あれやりたい、これやりたい、どっかいきたい・・・
今思えば当時の自分にはそんなものはなく、『無』の状態だったように思います。だからほとんど記憶がないのだろうと捉えています。
冒頭にもお伝えしましたが、自分が自分のことをどう思っているのかというのは、とても大切で、それによって見える視野も、自分の可能性も狭めていることにつながるのです。
引きこもり当時の私は、”自己否定”しているせいで、視野はゼロに近く、自分に対する可能性の「か」の字もなかったということです。
お伝えした内容は、16歳の私の経験ではありますが、これは年齢関係なく、子供だろうが、大人だろうが状況によって自己否定をしてしまいっている場面というのはあります。
そして、自己否定してしまっている時期がとても辛く、しんどい思いをされている方もいらっしゃるかと思います。
そんな方にお伝えしたいのは、
まずは、”自分を否定しない”ということが、どれだけ大切で、どれだけ自分の時間や人生をより良いものにしてくれるものかっていうのをわかっていただきたいと思います。
ある意味、自分を否定している時って、自分の機嫌が悪くなっているということでもあります。ですので、まずは自分の機嫌が良くなることをやってみましょう!
・美味しいものを食べる
・見たいものを見に行く
・好きな音楽を楽しむ
・お気に入りの服を着てみる
・興味あることをお試しでいいからやるだけやってみる
自分はこうでないといけないとか、こうすべきだとかは、一旦横に置いておきましょう。
なんでも良いんです。ちょっとしたことでも良いんです。自分が喜ぶことを自分にやってあげるんです。
はじめは、やる気なんてなくても良いのです。腰が重いかもしれません。行動を起こしづらいかもしれません。
少しだけの勇気でかまいません。『さあ行くよっ、よいしょっ!』と自分で自分の背中を押してあげてください。
ちょっとしたことでも、些細なことでも変化を起こすことができます。
自分で自分の機嫌をとってあげましょう。自分の可能性を最大化していきましょう。
自己否定さようなら〜!!