3歳までの強烈な出来事が人生に影響を与える
「三つ子の魂百まで」という言葉聞いたことありますか?
三つ子の魂百まで
[読み] みつごのたましいひゃくまで [意味] 3歳ごろまでに受けた教育によって形成された性質・性格は、100歳になっても根底は変わらない。
という意味なのですが、
同じように、
ものすごく「褒められたり」「叱られたり」した記憶。
また、「痛い」「苦い」などを体で体感した、
「強い感情を伴った出来事の記憶」として一生残ることが多いとも言えるのです。
というのも、人間の性質・性格と同様、
この子供のころにものすごく強烈な感情を伴った記憶は、
ある意味、その子の一生にまで影響を及ぼすことがあるというから軽く考えてはいられません。
少しややこしい書き方をしてしまいましたが、
つまり、3歳ぐらいまでの体験や経験が、今後の人生に影響を与えるということが言いたいわけです。
3歳ぐらいまでに80%!?
生まれてすぐの赤ちゃんは、もちろん歩くことも、話すことも、見ることもできませんよね。
生まれた瞬間から徐々に外の世界に触れ、
気温や様々な感触、音や光を浴び、感じ取る感覚が身についていきます。
生後〜3歳ぐらいの間に多大なる成長と発達をみせ、
脳内の神経細胞に関しては、3歳までになんと約80%ほど完成されると言われているから驚きです。
ですので、3歳までに様々な体験をさせておくことの重要性がお分かりいただけるかと思います。
3歳までに様々な体験をさせる
子供は好奇心旺盛です。なんでもかんでも触ろうとするし、目を離さず見ておかないと手につかんだものを口にだって入れちゃいます。
この頃は、最強の怖いもの知らずですから、お父さんお母さんをはじめ、子供の周りにいる人は常に気を配ってあげる必要があります。
先にお伝えした通り、3歳までの成長は半端なく、ひとつひとつの体験や経験が、成長と共にその子を作り上げていきます。
ですので、出来る限り小さい頃からいろんなところへ連れて行き、様々な体験をさせてあげるのが理想とも言えます。
実際に生き物と触れ合える動物園や、水や浮き輪などを使って”浮力”を体験できるプールや海なども良いでしょう。
最近では、赤ちゃんも一緒にできる「ベビーヨガ」なんてのもありますが、赤ちゃんと一緒にお母さんも産後のリカバリーができ、とても健康的な体験ができて人気のようです。
3歳までの強烈な出来事が人生に影響を与える
赤ちゃんの”五感”を活用させるようなことはやはり脳にも良く、脳の活性化が進みます。
ワクワクやドキドキを含めた様々な「感情体験」をドンドンさせてあげましょう。
失敗や成功の記憶が、
はたまた、3歳までの強烈な出来事が、将来の習慣や無意識の選択を決めることにも繋がるので、
褒めたり、叱ったりする際にも、
決して、自分(親)の都合で子供に接するのではなく、
ただ褒める・叱るのではなく、
なぜ?褒められたのか、なぜ?叱られたのか。
こうだから、こうゆう理由や感情があるから褒める・叱るようにするほうが、
子供のためになり、
将来良し悪しを選択できる本人を作ります。
子供にとって、親の影響というのは絶大です。
親にとっても、子供の影響は絶大です。
時間を戻すこともできませんし、戻ることもありません。
3歳までの強烈な出来事が人生に影響を与える。
もしお子様がまだ3歳未満でしたら、今が実は大切な時期なんだと感じていただけたら幸いです。