階段
階段。
登る階段の種類も、スピードも、タイミングも、人それぞれ。
広い階段を選ぶ人もいれば、
細く長い階段を選ぶ人もいる。
一段ずつ慎重に登る人もいれば、
一段、二段と飛ばして登る人もいる。
はたまた、
同じ「A」階段だけ登る人もいれば、
フロアで分けて「B」や「C」の階段を使い分ける人もいる。
人によって、目的地まで行くための手段は様々。
1階から見る景色と、50階から見る景色はまったく違う。
上がれば上がるほど、見え方も見える範囲も変わってくる。
行ったものにしかわからない。
見たものにしかわからない。
もし、より高い場所から見たいのであれば、登る必要がある。
登ると決める必要がある。行動する必要がある。
自分で自分の人生を変えていくためには、
変わりたくないと思っている本能を動かしていく必要がある。
人は皆変わりたくないという機能を持っている。
行動を起こすことで、
嫌われるかもしれない。
批判されるかもしれない。
不安が募るかもしれない。
それは、今の安心安全の領域があるから。
だから変わることが怖いし、苦手。
しかし、そこをクリアすることで、新しい景色を見ることに繋がる。
時には、息を切らし
時には、足取り重く
時には、つまづきながら
時には、手すりを持ち
時には、体制を整えながら
登る階段。
階段とは、高さの異なる場所を繋ぐもの。
登った分だけ、
段階が変わってくる。
登った分だけ、
違う景色が見えてくる。
去年から抱いている悩みを、今も抱いているかもしれません。
今抱いている悩みを、来年また抱いている可能性もあります。
来年は、一歩進んだところで違う悩みに変えたいのであれば、
決める勇気を持つことは大切。
視座高く、視野広く。
登ったそこで、何を思うのだろう。
それまでの自分を振り返って何を思うのだろう。
自分で自分の選択を。